自治体の広報担当者に、実施した広報施策の背景や効果をヒアリング。自治体における広報の役割について探ります。
亀岡市の広報プロモーション課では現在、「デジタルマーケティングを中心とした各課事業の情報発信における伴走支援」に注力をしています。これは、広報プロモーション課がいわば亀岡市役所内の情報発信に特化した“広告会社”のような専門家集団として機能し、各課のコミュニケーション戦略をサポートするという考え方です。
現代社会において、情報は多様な媒体を通じて発信されており、その手法も日々高度化していますが、当市では「どの情報を、どのターゲットに、どの媒体で、どのように伝えればもっとも効果的なのか」というメディア選定や情報デザインの最適化、さらには効果測定のノウハウ不足といった課題を抱えていました。
また、組織全体を見渡した...